万年筆

長男の出産を控えた3年前の誕生日に購入した
FABER-CASTELLの万年筆。

ひさしぶりに立ち寄ったショップで
ショーケースに並ぶ新品が目に留まり
3年間、ほぼ毎日使い込んだ
自分の万年筆と比べさせていただきました


上が自分の
下が新品

よく見ると上の方の色が濃く変わっているのわかりますか?
そうこれ!この経年変化を味わいたくて木軸の万年筆を選んだんです♪
この木はペルナンブコという木材で
バイオリン等の弦楽器の弓材に使われているものだそう

このタイプはクラシックコレクション またの名を伯爵コレクションというようなのですが
書き味もとてもなめらか
バターナイフでバターを切り分けるような滑らかさというのでしょうか
紙から柔らかに跳ね返る弾力が気持ちいい


万年筆の楽しみのひとつがインクの色を選ぶこと


書いている途中にインクが掠れてくると
なんで今、、泣 (なぜか切れて欲しくないタイミングで切れるものです。。)
と思うと同時に次はどんなインクにしよう♪と心弾む両極端な気持ち

よく選ぶのはブラックとプラム系やボルドー系
赤や紫の深い色。

邪道かもしれませんがインクの色を混ぜたりすることもあります
絶妙な色のブレンドになったりして
これもまた面白い
こんな感じで日記に手帳にお手紙に
ちょっとした走り書きまでほぼ全て同じペンを使っていて木の色の変化は分からなかったのですが比べると結構色付いていて嬉しくなってしまいました^^
このままいくとあと数年で飴色になってくれるかな♪

この万年筆は長男が生まれて名前が決まってから
本体のキャップ部分に名前と名前に込めた一言メッセージを刻印していただいて。

次男の出産を控えた時も
同じ種類でペン先の字幅が違うものを同じ種類で購入。
同じように刻印していただきました


またまた密かな夢の話になりますが
この万年筆をふたりの息子が成人するまで大切に使い込んで巣立ちの時にプレゼントしたいのです
あなたたちが生まれた時から
多分あなたたちよりも一緒にいて
あなたたちへの思いをペン先に込めて日記を記録した万年筆。

ただ好きな字幅というものがあってどうしても贔屓の一本が出てきてしまいますね〜
将来 俺の方のペンは全然使ってないじゃないか。笑
とならないよう
そこはインクの色を変えたりしてバランス取りたいところ。

その前に思い入れありすぎて
あげられないかもしれませんね、、^^;


私は経年の変化を楽しめるようなものにとことん弱い....

くったり柔らかなヌメッとした革や
繊維がほぐれたり引き締まったりしながら体に馴染んでくる上質の素材を使った洋服
鈍く控えめだけど美しい艶を放つ木の家具

シルバーアクセサリーの無数についた細かな傷にも愛着を感じます


何十年か後、どれほどの自家製ヴィンテージが出来上がっているのだろうと想像しながら
今日もせっせと大切に使いこもう♪



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